【長崎新聞8月13日号一面から】
祝 男子バレー部2000年岐阜総体準優勝
平成12年度全国高等学校総合体育大会 全日本バレーボール高等学校男子選手権大会
壱岐 県勢初の銀 今大会最高に盛り上げた【壱岐】
壱岐っ子の夢は破れた。確かに悔しい銀メダルだ。しかし、「今大会を最高に盛り上げたチームだった。閉会式の挨拶でわき上がった拍手が、彼らが成し遂げたものの大きさを語っていた。
全員が島内の中学出身。もちろん特待生は一人もいない。バレーが好きで集まった選手たちが”打倒 岡谷工で日本一”の目標に向かって、県内を勝ちぬき、九州を制し、今大会へ。
エース北島武のワンマンチームと言われたチームが「いいサーブカットでセッター西永を楽にしたかった」(リベロ横山)など、互いを思いやる心でつながり、攻守に安定したコンビバレーを展開。県内外からの寄せ集めた強豪を撃破していく姿はそう快だった。
決勝の岡谷工戦は北島が徹底研究され苦しい展開になったが、「武の分まで、まず自分が頑張りたかった」と土肥が9得点。センター門谷は高いブロックと速攻で貢献しベスト6に、堅実なレシーブを見せた横山はリベロ優秀選手に選ばれるなど、馬渡立主将を中心に、最後の大舞台で「気持ちを一つに」でまとまり成長した。
試合後、岡谷工の胴上げを背に、北島監督を囲んだ選手たちは悔し涙にくれた。しかし、全国の伝統校に立ち向かった壱岐っ子の活躍は、日本中の普通のバレーボールチームに勇気を与えた。「胸を張って帰ろう」。監督が選手に告げたひとことは、ひたむきな姿にエネルギーをもらった全員の願いだ(丸田)
!エースの夢かなわず!
何百回、何千回跳びつづけただろう。一緒に育った仲間と日本一を勝ち取るため、打ち続けた北島武の夢は破れた。「悔しい」。高校ナンバーワンアタッカーの目から涙があふれ、ぬぐってはまた落ちた。
「(有力選手をそろえた)寄せ集めではなく、島の人間だけで勝ちたい」。県内外からの誘いを断って地元に進学。得点の半分以上をたたき出す活躍で、二年の時に離島勢初のインターハイ出場。エースの大車輪の活躍に「武の負担を軽くする」と周りの選手も成長。今年は優勝候補の一角として集大成を迎えた。
今大会は1日2試合。この日だけで100本以上のスパイクを放ち、最後の力を振り絞って夢を追った。決勝は「準決勝までは決まっていたコースが拾われ、いらいらしてしまった」。力を発揮できずにストレート負け。チームを引っ張ってきたスーパーエースには残酷な幕切れだった。
試合後、笑顔を戻らなかった。しかし、「みんなのお陰でここまで来た」この高校を選んでよかった」。三年間ともに過ごしたチームメイトを思いやった時、充実した表情を浮かべた。
瓊浦 あと一歩(昨年優勝の伊那に惜敗) ハンドボール
最後まで集中力途切れず 来期に生かす
・・・試合後、新井部長は涙が止まらない選手たちに「泣いていい。でも、この涙を来年のエネルギーにするんだ」と声を掛けた。・・・・・普段は陽気な竹田主将の涙が止まらない・「悔しいこれで(瓊浦での試合は)終りなのかと思うと・・・」試合終了後、しばらく目が真っ赤なままだった。・・・・・・・・・・
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